2010/09/17

目新しいことはないが

なんか目に見えて新しいものが多くなくなる一方、目に見えないところで気づくところもでてきた。

圧倒的に中国人留学生が多いという点で「このままでは日本はやばい。抜かれるのも当然」かと思っていたが、じっくり観察すると一概にそう言えない気がしてきた。


全部とは言わないが、多くの中国人クラスメイトのやる気というか授業に対するコミット感が意外に薄いのだ。

というのも、課題をやってこなかったり中途半端だったり、普通に授業に来なかったりすることも目立っている。

理想は高い割にはあまり熱心じゃないようにも見える(人のことを言える立場ではないかもしれないが)。


例えば、各クラスで出される課題を提出すると数日後にはグレード付きで返ってくるのだが、けっこう差がでている。

自分はほぼ「A」ばかりなのだが、特別すばらしいエッセイを書いたりプレゼンをしているわけでもないので正直自慢にならない。
きっと日本ならもっと厳しい結果だろう。

が、しかしだ。
他のクラスメイトは普通にCとかDの評価を受けていたりする。
これは自分のクラスだけの話の可能性もあるが、他のクラスの話も聞くと近い印象を受ける。

どの課題もそれほど難易度が高いというわけでもなく、事前に睡眠時間を削ってまで準備しないといけないというわけでもない。

いかにグローバル思考が高い者が多く集まっても、一人当たりの貢献度が高くなければ強大なパワーにはなり得ない。

10の力が100集まったチームには、10の力が50しかないチームはかなわないかもしれない。
しかし、実は6の力を100集めただけだったチームには、頑張って12の力にして50集まったチームで十分太刀打ちできるわけだ。
この+2が重要になってくる。

当たり前のことだが、圧倒的な量と大きさだけをみて弱気になることなく、質で勝負すれば対等に渡り合える可能性はある。


多勢の中にも一方で明らかに優秀な者もいるわけで、いかに彼らとうまくやりあっていけるかが肝心かもしれない。

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