また人の考えの違いを浮き彫りにする心理学的ストーリが授業でとりあげられた(のといま話題の放射線が前提となっていた)ので共有したい。
タイトルは「Starting a New Civilization」(新しい文明の始まり?)
※以下、自分なりの訳
前提:
核戦争が勃発!
まもなくほとんどの国々は放射線によって破壊される。
しかし、国連の代表者であるあなたは、唯一完全には放射能汚染されていない南のある島だけは植物は枯れても、土壌はまだダメになっていないことを知る。
しかしながら、そこにたどり着くには一機の小型機を飛ばすだけの時間しかもはや残されていない。
パイロット意外には6人乗ることができるが、その飛行場の近くには10人の生存者がいた。
人類の生存をかけ、あなたは以下の10人のうち、生き残らせる6人を選ばなくてはならない。
1.宗教家(性別・年齢不詳)
2.ホモの医者(男性・46歳)
3.女性歌手(30歳)
4.銃を持った警官(男性・年齢不詳)
5.アフリカの某部族の長(男性・年齢不詳)
6.その長の嫁…妊娠中(年齢不詳)
7.裁判官(男性・41歳)
8.大学教授(女性・34歳)
9.近くの南の島出身の槍を持った戦士(男性・年齢不詳)
10.アルコール農業の科学者(女性・年齢不詳)
ここでの選択に重要になってくるのは2点、「いかにして生き残るか」と「いかにして種の絶滅を防ぐか」ということ。
さて、あなたならどの6人をチョイスするだろうか?
これまたクラスでは個人ごとに意見がわかれ、各自理由を持って激しく議論された。
正解のない問題はおもしろいが大変だ。
銃は弾数に限りはあるものの槍より即死させる能力が高いだとか、知識人として大学教授は必要だが専門分野が役に立ちそうな科学者がいればいいだとか、裁判官は善悪の判断をつけるのは得意だろうが人をまとめられないから例えアフリカの部族だろうと長を経験したやつのリーダーシップは必要だとか、宗教はこの際必要ないだとか、歌手は気休めになってもサバイバルの役にはたたないが最年少の女性なので子供を多くつくるには最適だとか。
ちなみに、だいたい察しはつくと思うが、それぞれの人は各分野のシンボルを表しており、あなたがそれぞれの分野にどれくらい重きを置いているかを暗に意味しているんだとか。
1.宗教家=(そのまんま)宗教
2.医者=医療
3.歌手=エンターテイメント
4.警官=規則と義務
5.長=政府
6.嫁=ジェンダー(女性)と繁栄(子供)
7.裁判官=法律
8.教授=教育
9.戦士=武力
10.科学者=(そのまんま)サイエンス
タイタニックを思い浮かべてもらいたい。
昔から助ける順は「女と子供が先だ」とよく言われる。
それは単に男性は強いからほっといても自力でなんとかできるが、女性と子供は弱いからすぐ死んでしまうかもしれないという考えからだけではない。
そう、子孫を残すためには男性は少数でも、母体の可能性となる女性はできるかぎり残して置かなければならないという「種の保存」の前提があったのだ。
みなさん、子供は国の宝です。大事に育てましょう。
そして、女性も大切にしましょう(^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿