2011/03/31

Riligion1

今週は各種宗教について学ぶ機会があった。

初日はイスラム。
クラスメイトの大半が中東系ということもあり、詳しいムスリムが多い。

大学の近くにモスクがあり(こんな近くにあるとは知らなかったが…)、そこに行って礼拝の流れを見ることに。

以前、トルコのイスタンブールにあるブルーモスクを観光したことはあったが、建物としてみただけでバックカルチャーはあまり覚えていなかった。(たしかあのときは13箇所のモスクを半日で回ったにも関わらず…)

クラスメイトが入室の手順、礼拝の仕方と中のつくり、作法などを説明してくれた。
言われたときに気づいたのだが、礼拝室(?)の中には絵画の類が一切なかった。
偶像崇拝を禁じているからだが、セサミストリートのキャラクターのTシャツを着て入ることすら本来はダメらしい。

なかなか興味深い経験だった。



次の日はモルモン教。

The Tucson Arizona Institute of Religion

大学のキャンパス内にある一施設で、モルモン教に関わるクラスやサービスを行ってる。
キリストから派生しているだけあって、チャペルもクリスチャンのそれとそんなに変わらない。

この施設のスタッフの人からいろいろ説明を聞いたが、噂通り厳しい戒律の宗教のようだ。


さらに翌日は大学で宗教学を教えている教授(モロッコ出身)がクラスにきてレクチャーしてくれた。
主にイスラムについてだったが、むかし歴史の教科書に書いてあった内容やかなり新しい知識を多くの例とともに説明してくれた。

クラスメイトにかなり厳しいスンニの生徒がいて、「礼拝をしないひとはムスリムとは認められない」とやや冷戦的議論が交わされていた。
最後はその教授の説明で「相対する宗教的考え方の人がいても、Toleranceがあれば共生はできる」と宗教思想全体を締めくくった。

たまにはこういう教養を学ぶのもいい。

2011/03/26

チャリティーコンサート

土曜の夕方、Tucson内の教会で日本の震災へのチャリティーコンサートがあった。

Japanese Associationにいた子がピアノ演奏したり、その横でその子の妹がバレーを踊ったり、フェニクスからきたプロのバイオリニストやAmerican Born Japaneseが指揮するオーケストラなどが演奏したりフリーだけどちゃんとしたコンサートな雰囲気だった。

先週に続き、Tucsonにこんなにも日本人がいるもんかというくらい多くの日本人の家族連れも集まっていた。
中には去年のセッションでクラスメイトだった人(旦那さんがこっちで研究者として働いているらしい)に再開したりUofAのメディカルの大学院にいってる人に出会ったり。


1時間半のコンサートのあと、前回デザートしか食べられなかったSushi Yukari
シーバスの照り焼き定食とダイナマイトとかいう魚のグラタンみたなのを食べた。久々にまともなものを食べた気がする。

カウンターごしには今のクラスメイトがこっそっり(?)バイトしているのがみえた。

2011/03/25

初欠席と学校教育の欠点

深夜のMonopolyがたたり、朝一発目8時の授業に出そびれた。
他の仲間は10時から授業だということで、その直前にそうそうと帰っていった。
次の日帰国する友人とはきちんとお別れの挨拶もできずに寝ぼけたまま送り出してしまった。
さすがに授業に支障をきたしたので、indefinite hiatus(無期限活動休止)を宣言することにした。

午後は挽回すべく本来授業で見るはずだったTEDのプレゼンを見て、自分の考えをエッセイ形式で書くことに集中した。課題でなかったらお目にかかれなかったこのプレゼン。かなり「見てよかった」と思った。

タイトルは「学校教育は創造性を殺してしまっている」
現在の学校教育は「失敗を許容しない」方向でつくられており、それは仕事においてミスは許されない社会を前提として構築されている。それが「失敗を恐れる=チャレンジできない」子供たちを生み出し、子供たちの可能性を狭めているというもの。

例として、授業に集中できず落ち着きのない女の子の話があげられていた。
あまりにも「学校教育」上の成績にひどい影響がでていたので、女の子は精神科で診察を受けることに。そこで医者は「彼女がじっとしていられないのは踊ることが好きだからなのだ」と見抜く。
親がダンススクールに通わせると、彼女は才覚を表し、見事なダンサーとしてのキャリアを積む。
最終的にはジリアン・リン・ダンスカンパニーというダンススクールを開き、今や「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などを手がけ、多くの人々に感動を与えるまでに。

つまり、万人向けの教育はある分野(といっても8割型はそれに属すると思うが)に向けたものであり、潜在的な可能性を発掘することには向かない。


かくいう自分もスタンダートの教育からそれることで多くを失うのではないかと恐れるあまり、本当にしたいことをリタイア後まで先延ばしにする道を選んでしまった。現実社会をみるなかで、したいことでは食っていくだけの能力はないと思ったからだ。

日本も単純に学ぶことの怠け者を正当化する(もしくは受け皿としてすくいあげる)「ゆとり」ではなく、本当に潜在能力のある子どもたちを見つけ出し伸ばす「ゆとり」の制度をつくっていたら、今ほど反感をくらうことはなかっただろう。

2011/03/24

Math in English

英語の数学のクラスが始まった。
かなり期待してはいたものの、どうやら先生はUofAの先生ではあるものの、数学のプロではなく英語教育のプロなんだとか。
なので授業の内容もいかに効率よく解くかより、英語の数学用語や表現を覚えることにフォーカスしている。それを知って中国人の生徒が一人帰って行ってしまった。ただ彼は日本語も勉強している人だったので、今後日本語のヘルプをする仲になった。

前セッションでは最少催行人数に満たなかったためキャンセルになったこのクラスも、今回は20人ほど集まり、ソーシャライズにはいい場所な気がする。

実際、今セッションから入ってきた日本人も何人か知り合うことになった。


授業後はいつものように日本語の授業をとってる友達のフリーサポート。
ほぼ毎週のように2時間も手伝ってるので、チューター料と言わずともジュースくらいほしくなってきた。

夜はまたMonopolyで終わり

2011/03/23

Last Session Starts

なんだかんだで4つめのセッションがいつの間にやら始まってしまった。

週の初めには前期の評価ももらい最上位のクラスでオールAで評定平均も4.0と満点。
Proficiencyも全ての項目において満点で点数的にはこれ以上ない状態。

新しいクラスはさらに中東系が多い。授業中も激しく意見をだしまくるのでうるさくすら感じる。

言語学の授業に参加したのだが、ノートを取るのに精一杯で教授の話をあまり覚えていない…。いやノートすら早すぎてすべて取れなかったのだが・・・。



2011/03/19

チャリティー日本食

友人の一人が、日本へのチャリティーとして土曜の売上の半分を日本赤十字を通して寄付する日本料理やの情報をおしえてくれた。

夕方数人のメンバーで行ってみると、すでにすごい人が待っていた。
店の前には太鼓の演奏

ドネーションコーナーではクッキーを売っている人もいた。
自分は$50を寄付


6時半くらいに付いたはずだが、順番待ちで入れるのが9時半ごろと言われ、しかたなく近くのGinzaという店に移動した。

名前だけあってやや高級そうな店構え
焼きそば一つにしても洗練されているようだった。


その店をあとに、予約をいれたままにしていたYukariに戻り最後のデザートを堪能
久々にフライドバナナアイスを食べて終了。

2011/03/18

インタビュー2

朝早起きして朝食をがっつり食べ万全の体制にして約束の時間に待ち合わせ場所に。
案内の人がいるはずだったが、一行に現れない。
電話をしてもつながらない。正直あせった。

仕方なく直接面接官のいる建物へ。

中に入ると待っていたかのように案内された。
面接官は小柄なアジアン系の女性。もしかすると自分より若いかもしれない。

インタビューを受けるかインフォメーションだけほしいか聞かれたので、大して準備していないにもかかわらずインタビューを選択

なにやら前日とは違って難しい(抽象的な)質問が多かった。

振り返るとオーソドックスな質問ばかりだった(成功談、失敗談、どうしていたら失敗を防げていたか、国際的な関心ごとはなにか、地球市民として自分の役割はなんだと思うか等)

面接のあとは部屋掃除のお姉さんに追い出されるようにチェックアウト
バスを1時間半以上乗り継いでフェニックスのダウンタウンに寄ってみた。

しばらく街中を歩くと、最近(?)東京にも上陸したらしいHootersがあったので、入ってみた。
噂通りスタイル抜群のウェイトレスがたくさん。だからといって代やエキストラチャージを取られるわけでもない、子供も客としているレストランだった。食事もうまいし満足度の高いレストランだった。

Tucsonで友達が待っているというので早めにバスの時間を変更して帰った。

その後は何故かボーリングに巻き込まれ適当にやっていたらそこそこのスコアを取れてしまっていた。


最後はMt. Lemmonに行って語って終了。

朝日をみるはずが薄明かりの朝型車の中で寝てしまっていた。

2011/03/17

インタビュー1

フェニックスに朝からシャトルバスで移動

学校のホテルにチェックインし構内と寮を案内してもらった。

3時からアシスタントディレクターや教授と面接。
リラックスさせようとアイスクリームをくれた。なんか子供扱いされた気もしないでもないが、気遣いはありがたい。
とにかく英語でガッツリ面接することはあまりないので、毎度緊張する。
比較的和やかに終わったが、あらためて流暢さに欠ける自分の説明にがっかり・・・。

グレンデール内のファーストフードで店員のお姉さんにクレジットカード(日本製)を珍しがられた。

2011/03/16

テスト

久々に英語数学を含むテスト
誤訳によるミスがまだまだ目立つ。
単語を知らないで間違えるのは本当にもったいない。

またモノポリーで一日をしめくくった。

2011/03/15

モノポリー

最近一日の終りにモノポリーをやるのが流行っている。

こっちに来てはじめてやってみたが、なかなか頭と交渉力を要するゲームだ。もちろん運も大半をしめるのだが・・・。

不動産売買と資本主義の感覚を楽しく学ぶいいツールだと思う。

結局、現実世界でも金と運があるひとが勝ち逃げることは多い。

2011/03/14

Spring break starts

<Thu>
ジョニーの家で何人かの送別会
移動(2:30)

<Fri>
ー組織の方向性について
ー日本の文化について
朝まで(-6:30am)

ファイナルテスト(9:30am-)
ー10amに到着焦る

夜のBBQ

リタとか交えて別の送別飲み(-2:30am)

<Sat>
Tucson Festival of Books
ーIshmael Beahの講演
ーサインと記念写真

図書館で勉強

送別会2(8:00pm-)
移動(4:30am-)

<Sun>
大富豪
朝まで(-10am)

朝食にそうめん

Rec CenterのジムでWorkout

昼寝

Welcome back 会

<Mon>
日本文化検証
モノポリー
朝まで(-8:00)

空港送迎

図書館で勉強

チャンチャンに会い、一緒にディナー
またFrog & Firkin⇨Sサイズのピザも食べきれず持ち帰り

スタバで締めくくり

あんまり寝てない…。

2011/03/09

言語の違い

C=子音
V=母音

CVCVCVCVCV
平たんな発音
例:日本語、韓国語

CVCVCVC
リズミカルな発音
例:英語

ここ4ヶ月発音に関する授業もとっていたのだが、改めて言語間による特徴を気付かされることが多かった。

日本のハーブはアーブだし、ファミリーはファムリー

Would you like to eat John.

Would you like to eat, John.
ではリズムも違えば解釈も大きく異なってくる。

文化の違いは深い。

2011/03/06

日本の技術力?

中間試験期間で日曜にもかかわらず図書館は人でいっぱい。
9時間かけて1つエッセイを書き上げ、友達の宿題を手伝ってから帰宅。


そんな中、従姉妹の紹介でみてみた動画

現実世界のラブプラス

なにやら任天堂3DSを使うと面白いことができるようだ。

日本のアニメとゲーム、そしてエレクトロニクスの技術は世界に誇るべきもの。
それが企業のプロダクツであっても個人によるものであっても。

カレパ

もうすぐ多くの日本人が帰国するということで、最近は日本文化を絡めたイベントを企画する人が多い。近所の子が和風カレーをふるまってくれるということで、週末の課題を残しつつごちそうになりにいった。Japan Associationの人たちが中心に集まっていた。

主催者はお父さんの仕事の都合で4年前に渡米し、こちらの大学にいた人。5月に卒業になる。
日本からの交換留学生も来月から新年度が始まるので、今月中に帰国する人が多い。
となると日本での就職活動やキャリアプランについて相談してくる人も多い。
自分は人に語るほどすばらしいキャリアを持っているわけでなないので、「ああしろ、こうしろ」というのは避けていたが、自分の当時を振り返って「就活豆知識」程度は共有できたかと思う。

という真面目な話をする一方で、日本に留学したことのある生徒の横で日本独自の若者文化「合コン」についても語っていた。意外に日本から来ている学生でもそういうのに参加したことがある人は少なかったり、もちろんアメリカにはそれらしき文化はないのでよく知らないという人は多かった。

年長グループの中で世界中で空手を教え、今は宇宙航空学を大学院で専攻している人がいるのだが、彼はいろんな経験が豊富で話題の提供に事欠かない。面白いツッコミを入れることができるのは見習いたいところだ。

2011/03/04

メキシカン三昧

午前中のテストを終え、昼の授業の後、大学内のビリヤード場に何人か集まった。

一プレイしてからメキシコ料理の
El guero canelo」へ
ちょうどクラスで「Man vFood 」で見たばかりだったので、あまりの偶然性に驚いた。
その番組の中でも紹介されていたSonora Hot Dogとやらを試してみることに。


思ったよりもやわらかくて小さいわりに腹持ちがいい。

一緒にいたメキシコ人の提案で次はメキシカンなかき氷を食べにTucson Mallへ。
一口たべさせてもらったがあまい。甘すぎる。やっぱこっちは何でも過剰に甘い。

そのあとモール内をうろうろしてから解散。

自分とジョニーはアシュリーの家へ。
静かで落ち着いた室内で、黒い猫がうろうろしていた。
かまってやるとものすごいスピードで腕をポクポク叩いてきた。面白い習性だ。

アシュリーのお父さんはシェフらしく料理の話題にはディープに話し込む。
日本の料理や菓子についてもかなり盛り上がった。アシュリーのお母さんはグミとラムネが好きらしい。

ここ最近いくつかアメリカの家庭を回っているが、どの家も落ち着いた感じで広々としている印象を受ける。東京で“小さい空間で生活する”ことに慣れている自分にとっては、どこもラグジュアリーっぽく見えてしまう。

いつかアメリカで家を持つのもいいかもしれない。

2011/03/03

日本人は一生不幸のどん底から這い上がれない!?

興味深い記事をみつけたので共有したいと思う。

ロイターのページにあるロイタープレジデントの記事

検証!なぜ人は46歳が一番不幸なのか


マネックスの内藤氏によるものだ。
経済的観点からも幸福を論じている。


記事によると、どうやら平均的に人は46歳に向かってどんどん不幸を感じてどん底までいくらしいが、その後は死ぬまで幸福を増大させていくというもの。

しかし、アメリカをはじめ諸外国でこの理論があてはまる一方、日本ではどん底後も不幸を感じ続けるらしい。
日本での自殺率が引き続き3万2千人くらいの高さを維持しているのも相関しているかもしれない。


希望の持てないと人はやる気を失う。
やる気がない人が多い国は発展していかないだろう。

経済力が幸福力につながらないことを国を持って示しているようだ。